【FP試験】実技試験の学習方法
実技試験の学習方法
実技試験はこれと言った対策は立てなくても学科を丁寧に学習すれば解けます。
あまり特別な対策をせずに学科の学習に専念すれば大丈夫です。
私がした実技試験対策を紹介します。
1 各分野の計算問題は慣れるまで解くこと
実技試験の計算問題は4点なのでできれば全問正解したいです。全問正解すれば20点は稼げるので合格にグッと近づきます。
私の場合は、過去問で5年以上前の計算問題も解きました。
2 年金計算では試験日の法令基準となる年金の基本年額等を覚えておく
年金の計算問題では計算式が示されていますが、年金基本年額や法定免除の割合は伏せられている場合が多いので覚えておくようにしてください。
できれば計算式が提示されていなくても年金の加入状況の図を見るだけで年金計算ができるようにしておくとベストです。
3 金利計算で気をつけること
金利計算は頭では分かっていても順序よく計算しないと間違ってしまいます。
例えば外貨預金の満期時の受取総額を計算する場合は、暗算するのではなく、簡単な計算式も書き出すことが大切です。
古い過去問では、「満期時の受け取り総額から税金を引いた金額を出しなさい」という問題も出題されていました。中には計算過程も示しなさいというおまけ付きのものもありました。
4 建ぺい率・容積率の計算で気をつけること
建ぺい率・容積率の計算問題では計算方法は難しくありませんが、計算をする前の設例をよく読んで建ぺい率の緩和や防火規制等の条件がどのようになっているかチェックしてください。
5 相続税額の計算等で気をつけること
相続税額の計算問題で気をつけることは、課税遺産の評価額をそれぞれしっかりと計算することです。遺産に係る基礎控除や生命保険金等の非課税枠や各種特例の適用の可否を間違えなければ、あとは計算式に従って計算するだけです。速算表も提示されているので心配はいりません。何度も練習すれば間違う可能性は低いです。
6 その他計算問題以外の対策
学科問題と変わりないので特にする必要はないと思います。
7 計算問題を先にやるか後でやるか
大体計算問題は問題の最後に組み込まれています。
問題の流れで時間がかからないのであればそのまま解いてしまいましょう。
もし時間がかかったり計算が上手くいかない場合は、スルーして後回しにしてその他の問題に取りかかったほうが無難です。
学習がきちんとできていれば、実技試験は時間が余るはずです。余った時間で計算問題を確認しましょう。
実技試験は計算問題中心で問題ないですが、上位級になればなるほど学科・実技とも計算問題が多くなります。学科の計算問題はサッと解けるかが勝負です。本番では時間配分に気をつけてください。