【FP試験】過去問の活用方法
過去問の活用方法
どんな試験でも過去問の攻略は合格への第一歩です。
過去問は闇雲にやればいいというものではありません。
過去問を効果的に活用して合格にどう結びつけるか、そのコツを紹介します。
1 過去問のボリュームはどのくらいが適切か
よく何年前からの過去問が適切なのか迷う人もいると思いますが、少なくても5年前くらいの過去問は準備しておきたい。出題傾向を把握するのであれば10年分くらいの過去問を準備したいですね。10年分のデータで出題傾向の変化や出題頻度などを正確に知ることができます。
2 過去問はすぐにはやらない
大抵の人は過去問をテキストを見ながら解いていくスタイルだと思いますが、まずは過去問を分野別に分類してください。できれば論点別に分類するのかベストです。
最初から通しの問題をやるのは一番非効率です。
3 類似問題を解けば試験の傾向が丸分かり
類似問題を解いていくと問題の出題傾向がだんだん分かってきます。
過去問をひと通りやってみると、「またこの問題か」とややしつこさを感じてくるようになります。そう感じられるようになれば記憶が定着した証拠ですから知識がどんどん入っていきます。
4 問題慣れをしない
ある程度知識が定着すると類似問題を解く前に答えを想像しがちです。それはそれで悪いことではないのですが、問題をよく読まないで文中の一つの用語を見て「しめた!」と思って解答しないことです。問題のある一部分が間違っていたり、引っ掛けがないかよく見極める必要があります。せっかく正解できる問題も問題をよく読まないばかりに間違うのはもったいないです。
5 過去問は直近のものからやっていく
年代が古い過去問は法改正に対応していないものが多いので、解説内容が古い法令に基づいて出題されていることが多いです。過去問をやるなら直近の試験から取り組んでください。
6 実技試験の過去問は細分化せずにそのまま解いていく
学科は問題を細分化して類似問題を解いていけばいいですが、実技は説例からの流れもあるので細分化がなかなかできません。金財の実技試験では説例によって大体出題される問題が決まっています。出題傾向を把握する上でもあまり細分化せずにそのまま解いていったほうがいいでしょう。
過去問は合格への王道です。ただあまり古い過去問をやっても意味がありません。
最近の出題傾向も私が受験した頃とはだいぶ違ってきています。ほぼ各分野の論点が出し尽くしたと思ったら、その時点での過去問が適切なボリュームになります。