バカな俺でもFP試験に合格した学習方法

【簡単合格】FP試験にテキストは必要ない!

FP試験の分野別学習法 相続分野

FP試験の分野別学習法 相続分野

 

相続分野はとても難しいように感じますが、学習すればするほど理解度が増していきます。各項目の論点も明確なので一度覚えてしまえば正解を選ぶことはそんなに難しいことではありません。

相続と税金はワンセットになっています。学科問題をしっかり取り組めば、実技はほとんど対策なしで解けるようになります。どの項目も重要項目ですが、この分野でポイントを稼げば、合格は間違いありません。

 

1 捨て問題はほとんどない

相続分野はほとんど捨て問題がありません。敢えて3級では事業承継問題は捨ててもいいかもしれませんが、その他の問題は密接に関連性があるので捨てるにはもったいないものばかりです。結構覚えることは多いのですが、各項目が密接に関連しているので一番学習の成果が出やすい分野です。

 

2 相続に関する税務は難しくない

テキストを読むより過去問をどんどん解くことで自然と頭に入っていくと思います。

いきなりテキストを読んでもチンプンカンプンなので、過去問でどこが論点になっているのか意識しながらテキストを読んでいくと必要な部分が浮かび上がってくると思います。例えば相続時精算課税制度は、初めは全く理解できませんでした。テキストを読んでもよく分からなかったのですが、贈与税を学習した時に初めて「遺産の前渡し」であることが分かりました。贈与と相続の違いが分からなければ相続時精算課税は理解できないと思います。

 

3 民法の条文を読んでみよう

ある程度知識が深まったら民法の相続の規定を読んでみるといいでしょう。なるほどそうなのかともっと理解が深まります。問題でも民法の条文がそのまま出ることもあるので、ぜひ復習も兼ねて読んでみるといいでしょう。税務に関係のない項目はほとんどが民法の規定を中心として構成されていることが分かります。

 

4 相続財産の評価にはいろいろな方法がある

遺産には様々な形があります。現金のほかに土地などの不動産や株券などの有価証券、被相続人が生前持っていた様々な権利なども含まれます。それらを一定のルールに則って評価するのが税務署の役目です。どういうルールで評価するのかを覚えると相続税の計算をするときに役立ちます。

 

5 相続に関しては様々な特例がある

遺産を相続すれば必ず相続税が発生します。しかし、相続税が払えない場合はどうでしょうか。自宅を相続したが、相続税が支払えないので仕方なく売却をしたら住む家がなくなりますね。相続税を支払う前に様々な減免措置や特例を設けて相続税の支払負担を軽減する制度がたくさんあります。相続分野ではこの特例等をしっかりと学習することでかなりの問題に対応できるようになります。

 

6 相続税額の計算問題は設例の条件をよく読むこと

以前から「実技試験で問題を解く前に設例を読む必要はない」と言っていましたが、相続関係の問題では一番設例を見ないと解けない問題が多いです。計算に必要な数字や条件をピックアップしないと計算できません。ピックアップするスピードも大切です。

 

7 相続に関する税務以外はほとんどがサービス問題

法定相続分や遺言証書、遺留分など税務が絡まない問題はほとんどがサービス問題なので絶対正解できます。相続に関する基本的な事項なので、この項目から攻略していくのも効果的な学習につながると思います。

 

8 意外と理解しにくい贈与税

相続と贈与の違いを理解することから始めないと混同してしまうので、贈与税が課税されるケースと相続税が課税されるケースの違いを事例を追いながら学習するといいでしょう。私も学習開始当初は全く区別がつきませんでした。

 

9 事業承継問題は3級では唯一捨ててもいい

現段階での試験の出題傾向を見る限り、事業承継に関する問題は唯一捨ててもいいかもしれません。ただし、上位級ではポツポツと出題されるので、いずれはきちんと学習せざるを得ません。

 

FP試験では相続分野はタックス分野と並んで重要な分野です。この2つの分野で高得点を取れれば、合格圏内は間違いなく入れます。